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2025.02.20

消火器の知識

消火器の破裂事故

ABC粉末消火器の種類は、大きく分けて「蓄圧型」と「加圧型」があります。
現在、市場にある小型消火器はほぼ全て「蓄圧型」と言っていいと思いますが
その理由は「加圧型」消火器が破裂事故を起こしたためです。
粉末消火器は粉末薬剤を、ガス圧で放出するのですが、「蓄圧型」はスプレー缶と構造は同じです
ガス圧が常に容器にかかっている状態です、ガスが漏れることはあっても破裂に至るケースはまれです。
しかし「加圧型」は使用するときに初めて加圧用炭酸ガスボンベからガスが放出されるため
一気に容器にガス圧がかかる構造です。
10年20年と放置された消火器に、急激にガス圧がかかると、サビた部分が耐えられないで
破裂してしまうと言う訳です。
とはいえ、「蓄圧型」消火器も劣化したキャップが割れてハンドル部分が飛びあがってきた
という事故例も聞いています。
雨ざらしで放置された消火器は、事故につながらないうちに処理いたしましょう



加圧式消火器の内部
放射用のガスボンベが内蔵されている




蓄圧式消火器の内部
粉末と同じ空間に放射用ガスを入れるのでガスボンベがなく、
外から見える位置に圧力計が付いている

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