2024.10.15
防災に関する知識
落雷と避雷針について
避雷針の点検
当社では某重要文化財施設の避雷針の点検を行っています
避雷針の設置は建築基準法で義務付けられていますが、点検については特に定められていません、
落雷から文化財を守るために、消防設備点検の内の一部としてご用命いただいています。
落雷のメカニズム
落雷は雷雲が発生する過程で上空に吸い上げられた水蒸気の粒(氷)が雲の中の上昇気流によって摩擦が起き
静電気が発生します、⊕の電荷を帯びた粒子が雲の上方に集まり⊖電荷の粒子が下方に集まります。
この⊖電荷が地上の⊕電荷に曳かれるのが落雷です、
因みに上空の⊕電荷に曳かれるのは雲内(雲間)放電と呼ばれます。
避雷針とは
避雷針といいますが、避けるのではなく雷を誘導するのが避雷針です
雷撃を先端の金属棒から太い銅線を伝わって地中に逃がすことで、周辺の建物は雷を避けられると言う訳ですね。
誘導雷と雷(らい)サージ
雷の直撃を受けなくても直近の電線を通じて近隣の建物内の電気製品に衝撃を与えます
これを誘導雷と言いこの過大電流のことを雷サージと呼びます、この被害を防ぐための避雷器などがあります
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