2024.03.11
防災に関する知識
あれから13年
3月11日。
この日になると、思い起こされる方も多いと思いますが、
東日本大震災から、13年が経過しようとしています。
はっきり覚えているという方、もうあまり覚えていない、という方もたくさんいらっしゃると思います。
この時の被災の経験により、多くの人が地震だけではなく、津波にも意識を向け、
国、自治体での防災のカタチが大きく変わりました。
僕自身は、2015年3月に仙台市を訪れて、被災された方の体験を聞かせていただきました。その時、仮設住宅を建設中の地域もありました。
日本は、自然災害の多い国です。国土の7割ほどが山地で自然が多いのですが、
反面災害が起こりやすい条件が数多くあるのです。
1995年の阪神淡路大震災、2014年の御嶽山の噴火、2017年7月豪雨、2021年7月熱海伊豆山土石流災害、そして記憶に新しいところでは今年の1月1日に起こった、能登半島地震。
被災された皆様に、心からお見舞いを申し上げます。
ほかにも多数の自然災害で、大きな被害が出ています。東南海トラフ地震も、そう遠くない将来発生するといわれています。
いざという時のために、みなさんはどんな準備をされていますか。
非常持出袋の中身は定期的にチェックしていますか。お住いの地域、職場の近くの避難所をきちんと把握し、それを家族と共有できていますか。その避難所への経路は、災害時には障害物で通れなくなるかもしれません。また、幹線道路は封鎖される可能性があるので、車は使えなくなり徒歩での避難が想定されます。どれくらいの時間がかかるのか、事前に調べておくのがよいかもしれません。
災害が起きてからでは間に合わないことがたくさんあります。
できることを、もう一度、見直ししてみませんか。
・家具の置き方、支え方
・非常持出袋の中身と置き場所
・家族との連絡方法、避難場所
・ガラスの飛散防止
・災害伝言ダイヤルや、キャリアごとのサービス、使い方や登録方法
自然災害は、わたしたちの準備を待ってはくれません。
いつ、何が起こってもすぐに動けるだけの準備は心がけておきましょう。
写真は、2015年3月、現在は震災遺構としてのこされている仙台市立荒浜小学校。
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