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2023.06.30

防災に関する知識

「防災士」で南海トラフの心構えを

「防災士」という資格をご存知でしょうか?
就職などには影響しない民間資格ですが、近年は取得者が増えつつあります。


「防災士とは”自助”“共助”“協働”を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを日本防災士機構が認証した人です。」(日本防災士機構 「防災士の基本理念」より)


私は防災士を、“「自助」と「共助」の間のような役割”かなと思っています。

災害時に「避難する」方法は誰でも教わります。しかし、「避難した後に何をするか」を理解している人はなかなか居ないのではないでしょうか。
避難したけど何もできない、誰も動かないから何も始まらない。
そういう場面が、災害時には多く発生するのではないかと思います。

防災士としての知識があれば、そんな状況でも「できない・動けない」をなくし、自分から行動の第一歩を踏み出せるはずです。

そう思い防災士を取得した結果、安全確保や救助の知識も得たのですが、やはり道を歩く際の「視点」に大きな変化が現れました。
道路だとあそこは道が狭い、ここは見通しが悪い、だから緊急車両が遅れるかも…などと意識することが増え、避難所にもなる学校や市役所等は避難所になるので目につきやすくなりました。

防災士があるに越したことはありませんが、そうでなくてもできることはあるはずです。
家や職場の近くを歩くときに防災意識を持ってみる、家族で避難経路や集合場所を話してみるなど、少しだけ行動してみてはいかがでしょうか。



防災士に興味のある方はこちら (外部リンク)


原文:伊原均
編集:五味光一朗

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