2023.06.10
防災に関する知識
消防ポンプを利用した浸水対策
6月2日に泉州地域一帯で大雨がありました。
当日に点検中だった工場様にて雨水処理ポンプが許容オーバー、あわや工場内浸水か!?
という事態にまで発展しました。
たまたま消防ポンプの点検中だった弊社社員を工場の担当者様が見たようで、相談の結果消防ポンプを使用して雨水会所の排水を行うことになりました。
結局、準備をしているうちに雨足が弱まり、消防ポンプを使う機会はありませんでした。
ですが、「消防ポンプ→火元に水をかけるもの」といったイメージしか無く、こういった水害対策に消防ポンプを使うケースは思いつきもしませんでした。
ポンプなので溜まっている水を吸い上げられるのは当然なのですがね。
吸水ホースのストレーナー(ゴミよけの網部分)には薄いタイプもありますので、使い方次第では広く水たまりになっている部分でも排水することも出来そうです。
消防ポンプを設置している会社・家庭で大雨の際はぜひお試しください。
↑車載のポンプで雨水溝から水を吸い出せるようにした状態
原文:五味寛昭
編集:五味光一朗
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