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2023.10.13

防災に関する知識

非火災報について考えてみる

非火災報とは 自動火災報知設備や住宅用火災警報器で火災では無い時に警報を発することを指します。
例えばどんなケースがあるでしょう
 1.子供のいたずらや又誤って発信機を押した場合
 2.雨漏れ・水漏れなどで配線がショートした場合
 3.火災以外での煙の発生又は熱源の発生
火災以外での熱・煙の発生として
煙感知器が動作する事例として燻煙式殺虫剤・湯気・溶剤系ガス・高周波などのノイズも考えられます。
熱感知器は働き方の異なるものがありますが 大きく分けて差動式と定温式の感知器があります。
煙感知器に次いで非火災報が多いのは差動式スポット型感知器です これは短時間の大きな温度上昇に反応します。
非火災報の原因がはっきりしてる場合(発信機や雨漏れなど)対処しやすいのですが、1つの警戒区域には
たくさんの感知器が付いてることが多いので原因となった感知器を特定するのが難しいこともあります。
ホテルやマンションではどの部屋が働いたのか分かりづらく大変です。
ほとんどの感知器には確認ランプが付いています、感知器が働いたときに動作の確認ができるようになっています。
煙感知器はその構造上受信機で復旧操作をしなければ確認ランプは点灯したままになるのですが(自己保持型です)
一般的な熱の感知器は加熱状態が終わると確認ランプが消えてしまいます、これでは後から誤動作した感知器を
特定するのが困難になります。 そこでお勧めしたいのが熱感知器で自己保持型の物です
この熱感知器は煙感知器同様に受信機で復旧をかけなければ確認ランプが消えません。
これを使って出火室表示灯を組み合わせればホテルやマンションの出火室及び感知器の特定が可能となります。 
又、新しく自動試験機能付きのP型受信機も発売されています、これだと感知器の特定だけでなく
それぞれの個室に入らずに点検もできるのでおすすめです。





「自己保持機能」付だから見つけやすい。 高精度のサーミスタを採用。

受信機で復旧操作を行うまで確認灯が点灯しています。作動した感知器が容易に確認でき、非火災報対策に役立ちます。 熱応答性に優れたサーミスタ(半導体)により、火災の早期発見と非火災報の低減が図れます。環境変化などにも強く、安定した感知性能を発揮します。
出火室表示システム

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